
- 「SDGs」と「サブスク」って関係ある?
- サブスクを使って少しでも「SDGs」に貢献したい
「SDGs」と「サブスク」の関係性についての疑問をわかりやすく解決しています。
- 「SDGs」とは
- 「サブスクリプション」とは
- 「SDGs」と「サブスク」の関係について
- 「SDGs」に貢献できるサブスク
結論、「SDGs」と「サブスク」は強い関係性があります。
なぜなら、サブスクでレンタルすればさまざまなムダをなくせるから。
しかしサブスクといっても様々なサービスがあり、「SDGs」にあまり関係がないものもあります。
本記事では、「SDGs」に貢献できる「サブスク」について、関係性から貢献できる理由をわかりやすく解説しています。
2020年7月に帝国データバンクが全国「2万3681社」を対象にした調査では、日本企業の半数が「SDGsを知りつつも取り組んでいない」と答えているように、「SDGs」という名前ばかりが先行しているのが現状です。
「SDGs」と「サブスク」をしっかり理解すれば、便利に経済的に自然と社会貢献ができるようになります。
未来の子供たちのためにも、今できることをきちんと取り組んでいきましょう。
参考記事:帝国データバンク(SDGsに関する企業の意識調査)
【すぐにわかる】「SDGs」とは
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で「エスディージーズ」と読みます。
日本語では「持続可能な開発目標」という意味となります。
SDGsを簡単にいうと
2016年〜2030年までの15年間で、世界が達成すべきゴールを表したものです。
大きく「17の目標」と、そのなかに「169のターゲット」で構成されています。
17の目標は、世界中のだれが見てもわかるようにカラフルなアイコンで表されています。
2分のアニメでわかる「SDGs」
「SDGs」のことがとてもよくわかるアニメです。
2分なのでサクッと理解できます。
参考サイト
一般社団法人SDGs支援機構「1ページでわかる|SDGsとは?」
【企業の取り組み】「SDGs」の取り組み事例
個人ではできないけど企業にはできることはたくさんあります。
企業が「SDGs」へ取り組めば一気に子供たちの未来がひらけます。
下記の動画で「企業にとってのSGDs」がよくわかりますのでぜひ観てみましょう。
それでは実際に「SDGs」に取り組んでいる企業の例をみてみましょう。
株式会社イトーキ
イトーキは従来よりUd&Ecoスタイルというコンセプトを通じて持続可能な製品開発を目指してきました。
イトーキだけでなく、より多くのお客さまにも製品の購入、ご使用を通じてSDGsを知って参加していただけるよう、nonaチェアのカーボン・オフセットプロジェクト「nona for all」を開始しました。
具体的な取り組み例
- 湿地化及び植林を通じ、インドネシアに現存する最大の資源泥炭森林の一つを保全・回復
- 天然河川生態系の回復、流域機能の保全、持続可能な水産養殖活動の促進
- 予想削減排出量は年間800万CO₂2トン。
- 沈水木材の回収における技能研修
- 持続可能な天然資源管理の革新的なモデル
SMBC日興証券
2017年に、環境変化、ステークホルダーの視点を取り入れながら、取り組むべき重点課題(マテリアリティ)を策定しました。
その後、2020年に、社会の潮流やグループベースでの取り組みをより強固なものとするため、2017年に特定したマテリアリティの見直しを行い、SMBCグループとして重点的に取り組むべき課題を統一しました。
具体的な取り組み例
- 環境関連ファイナンスをリードし、自らも環境負荷を持続的に削減する
- 地域社会の課題解決のための資金や人材の基盤作りをリードする
- 若い世代の豊かな未来に向けたチャレンジをサポートする
佐川急便株式会社
佐川急便は、社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に展開しています。
具体的な取り組み例
- 貨客混載と地域振興
- モーダルシフトの推進
- 生涯現役社会の構築
- レジリエンス強化とエネルギーの多様化(環境対応車の導入促進)
- まちづくりと物流効率化(環境、安全対策)
積水ハウス株式会社
積水ハウスグループは、ESG(環境・社会・ガバナンス)に対する取り組みの長期目標として17のゴールにも関連付け、持続可能な社会の実現に向けて日々前進しています。
具体的な取り組み例
- 新築住宅からのCO2排出削減率43%
- 持続可能な木材調達比率96%
- 廃棄物リサイクル率(新築)100%
- お客様満足度95%以上
- ガバナンス意識調査スコア「パワハラを許さない風土」83.0ポイント
その他の事例
このほかにも「企業」「自治体」「メディア」「教育機関」などさまざまな取り組みが確認できます。
興味のある分野や聞いたことがある企業だけでも良いので、どんなことに取り組んでいるのかぜひみてみましょう。
サブスク(サブスクリプション)とは
サブスクとは、サブスクリプション(Subscription)の略語で、日本語で言うと「定額制」を意味しています。
もともとは雑誌や新聞などの定期購読を指しますが、一定の料金を支払うことで、支払った料金分のサービスを期間中に何度でも受けられるという形の契約をサブスクリプションと言います。
サービスはさまざまあり、月額数百円のものから数万円など多岐にわたります。
サブスクにもいくつか種類がありますので、それぞれどんなサービスがあるかみてみましょう。
- 月額料金で使い放題
- 定期的に商品が届く
- 使っている商品の定額を支払う
具体的にみていきましょう
1.月額料金で使い放題
もっとも多いサブスクとなります。
月額料金でデジタルメディアが使い放題というサービスが多く、「動画」や「音楽」のほかにも「新聞」「インターネット」「スマホの定額料金」などもサブスクといえます。
動画配信サービス
- Amazonプライム
- U-NEXT
- hulu
音楽配信サービス
- Prime Music
- Apple Music
- LINE MUSIC
本の読み放題
- ブック放題
- Kindle Unlimited
- シーモア読み放題
2.定期的に商品が届く
月に1回、週に1回など、定期的に商品が届き、1回いくらという料金体系のサービスです。
届く頻度を調整したりしばらくストップしたりできるのも特徴です。
- 花の定期便
- 新鮮野菜やスムージーのサブスク
- ファッションのサブスク
- 電動歯ブラシのサブスク
- おやつのサブスク
- 犬のおもちゃとおやつのサブスク
3.使っている商品の定額を支払う
商品を借りて、使っている商品ごとの料金を毎月支払うサービスです。
商品ごとに料金が設定されていて、長期で借りると割引きになったり最終的に買い取りができるサービスもあります。
家具・家電のサブスク
- CLAS(クラス)
- airroom
- subsclife
その他
- 車のサブスク
- バイクのサブスク
- ダイソンのサブスク
- お掃除ロボットのサブスク
「サブスク」と「レンタル」・「リース」との違い
よく比較される3つのサービスの違いをみてみましょう。
- サブスクの特徴
- レンタルの特徴
- リースの特徴
1.サブスクの特徴
動画や音楽の配信サービスが有名です。
月額料金を支払えば、何作品でも見放題、何曲でも聴き放題となります。
使っても使わなくtも同じ料金を支払う必要があるため、利用しないと損をしてしまうことも。
さらに、月に2回や4回までなら使い放題という回数が決まっているサブスクもあります。
2.レンタルの特徴
レンタルは、短期の貸し出しを想定しています。
もっとも有名なレンタルサービスとしてはレンタルビデオやCD、本などがあります。
数時間や1日借りるといくら、という料金設定で、期間内でも違う商品と交換することはできません。
違う商品をみたい場合はあらためてレンタル料金を支払う必要があります。
また、レンタルは基本的に中古となり、新品はほとんどないと言ってもよいでしょう。
3.リースの特徴
リースは個人ではあまりなじみがなく、会社で利用することが多いでしょう。
コピー機やパソコンまたは社用車など、ある程度長期間利用することが前提となっています。
リース会社が商品を購入して貸し出すという特徴があります。
基本的に途中解約はできないので、契約した期間の料金は発生しますので慎重に検討する必要があります。
サブスク | レンタル | リース | |
期間 | 月単位 | 短期(数時間~数日) | 長期(数年) |
料金 | 月額 | 日数・回数ごと | 年数やリース率など |
中途解約 | 可能 | 可能 | 基本不可能 |
所有権 | なし | なし | なし |
特徴 | 使っても使わなくても月額料金は定額 | 使った日数や回数の料金を支払う | 年単位の契約が多く、数十万円~数百万円の商品などが多い |
「SDGs」と「サブスク」の関係性
以上、「SDGs」と「サブスク」について解説してきました。
つぎに、この2つの関係性をみていきましょう。
まず、サブスクサービスを運営している企業がすべて「SDGs」の取り組みをしているわけではありません。
サブスクというサービスの性質が「SDGs」につながるということになります。
「10人に1人が極度の貧困」すべて身近な問題
現在、地球上では7億を超える人たちが極度の貧困の中で暮らしています。
これは10人に1人が貧困という事になります。
貧困の要因はさまざまあり、もはや日本にいても他人事ではありません。
また、飢えに苦しむ人たちは8億人で、9人に1人が苦しんでいます。
飢餓の原因は気象現象や貧困だけではなく、とても多くの「食品ロス」も影響しています。
日本の食品ロスの量は世界の食品援助量320万tのなんと2倍もあるのです。
豊かな日本に住んでいると気が付かないかもしれませんが、飢餓をひき起こしているのは私たち自身なのかもしれません。
定期的に必要な量だけ届くの食料品サブスクを利用すればムダな食べ残しを減らすことができますし、作る側もサブスク契約者だけに提供すれば良いのでムダな材料を仕入れる必要がなくなります。
これは、「1.貧困をなくそう」や「2.飢餓をゼロに」だけでなく、「3.すべての人に健康と福祉を」「12.つくる責任・つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」などにもつながります。
「すべてが平等に」地球の資源
また、サブスクは教育にも貢献できます。
サブスクの定額という特性を活用すれば、毎月比較的安く英語や受験勉強などを受けることができます。
たとえば「教育のためのお金がない」「バイトや家庭の手伝いをして勉強する時間がない」など、勉強をあきらめてしまうことをへらすことができます。
インターネット環境があれば世界中どこにいても教育が受けられることも可能となり、学校がない国のこともたちも平等に教育を受けることができるのです。
もちろんインターネット回線もサブスクの一種ですので「SDGs」との関係性はとても強いと言えます。
また、教育は男女関係なくすべての人々に平等であるべきで、かならず実現するべき目標と言えます。
さらに世界中では人口の40%を超える人たちが水不足に苦しんでおり、糞便に汚染されている水を飲料水として使用するなど、生命の危機にかかわる人たちがとても多くいます。
「そもそも近くに水がない」そんな地域に住む子供たちはとても多く、何時間もかけて水を歩いて汲みに行くことも当たり前のように行っています。
単に清潔な水を届けるだけでなく、現地にあった解決方法を専門家と一緒に考えていく取り組みをおこなっていますが、定期的にきれいな水を届けるサブスクサービスも「SDGs」に十分貢献できるのではないでしょうか。
「水」「食料」「教育」「インターネット」など最低限そろえば、不平等もなくなり、住み続けられるまちとなっていくでしょう。
そうすれば産業も発展し、不平等からはじまる紛争もなくなるでしょう。
環境関連でいうと、家具や家電などの大きなモノは多くの大切な資源をつかい作られます。
とりあえず「買って」「使って」不要になったら「捨てる」というサイクルはこれからの時代にはふさわしくないでしょう。
本当に必要なものだけ所有し、あとはサブスクで安く借りるのが一番です。
例えば家具や家電など、あると便利なものはたくさんありますが、絶対に必要なものばかりではありませんし値段も高いものが多いため使いたくても買えないものもあるでしょう。
「一人一人の意識が大切」パートナーシップ
また、家具や家電のような大きなものを作るためにはそれなりの資源が使われますし、製造過程で余分なエネルギーを必要とします。
さらに廃棄の際にも同様です。
処分するためのエネルギーや場合によっては汚染物質がでる可能性もあります。
適切に処分されないと不法投棄の量が増え、山や海がゴミであふれかえってしまいます。
「海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を 上回る」と言われるほど「海のゴミ化」は急速に進んでいるのです。
このように、「SDGs」の17の目標と「サブスク」は一見関係なさそうに見えても非常に関係性が強いことがわかります。
「自分一人が気を付けたって世界なんか救えるわけがない」と思ってしまいがちですが、国や企業、そして私たち一人一人が「SDGs」に取り組み、「パートナーシップで目標を達成しましょう!!」
「SDGs」に貢献できる「サブスク」は?
本ブログでもおすすめしている「SDGs」に貢献できる「サブスク」を紹介します。
少しでも共感できましたら一度利用してみてはいかがでしょうか。
一人一人のちょっとした行動が、世界を動かす大きな力となります。
【CLAS(クラス)】家具・家電のサブスク
月々440円からレンタルできる家具・家電のサブスクです。
家具や家電を造るときには大切な資源やエネルギーを使いますし環境に悪い物質も発生してしまうことがあります。
廃棄するときも同じです。
サブスクでレンタルすれば資源やエネルギーのムダを確実に減らせます。
これからはなんでもかんでも「買う」のではなく、必要なものだけをレンタルし、地球にやさしい暮らしを目指す時代となっていくでしょう。
環境を考えて「SDGs」に貢献する
「クラス」についてこちらでくわしく解説しています。
>>「家具・家電のサブスク(レンタル)は【CLAS(クラス)】|評判からデメリットまで徹底解説」
メンズファッションのサブスク
メンズファッションのレンタルができるサブスクです。
毎月定額でプロのスタイリストがコーディネートした服が何着か自宅に届きます。
サイズが変わったりファッションの趣味が変わったりして着なくなっても捨てる必要がないのでムダがなくなります。
メンズ服のサブスクについて下記でくわしく解説しています。
>>「【2023最新】メンズ服のサブスクおすすめランキング【ベスト3】」
【トイサブ】知育玩具のサブスク
トイサブは「2ヶ月に1回」おもちゃが届きます。
国内最大級の知育玩具のサブスクで、サービスの継続率が「97%」もあるほど満足度がとても高いサービスです。
「せっかく買ったのに遊んでくれない」「すぐに飽きてしまう」ということによっておもちゃを捨ててしまうことがなくなるため、資源のムダづかいを減らすことができます。
資源のムダ使いを減らして「SDGs」に貢献する
「トイサブ」についてこちらでくわしく解説しています。
>>「キャンドゥのおままごとセットにも負けてない!?【継続率97%】知育玩具のサブスク」
【スナックミー】おやつのサブスク
2週間または4週間に1度、自宅におやつの詰め合わせが届くサブスクです。
全国の生産者とご家庭をつなぎ、体と心に優しく美味しいおやつを約束しています。
また、「環境への配慮」「生産者の応援」「食糧問題への取り組み」など、SDGsにも積極的に取り組んでいます。
さらには施設などへおやつの寄付も行っており、購入者が寄付をできるようになっています。
フードロスで「SDGs」に貢献する
「スナックミー」についてこちらでくわしく解説しています。
>>「【スナックミーはまずい!?】おやつのサブスクを実際に使った感想を正直にレビュー【500円引き特典あり】」
【結論】「SDGs」と「サブスク」の関係性を知ると社会貢献ができる
以上、「SDGsとサブスクの関係」について解説しました。
結論、「SDGs」と「サブスク」にはとても強い関係性があります。
なぜならサブスクには、あらゆる「ムダ」をなくすことができる特徴があり、よりよい未来を創ることができるから。
例えば下記
- ムダな食品ロスを減らせる
- ムダやエネルギーの使用を減らせる
- ムダな汚染物質の排出を減らせる
- ムダな資源の使用を減らせる
これ以外にもサブスクにはとてつもない可能性があります。
なんでもかんでも買う必要はありません。
かならずしも新品である必要はありません。
サブスクでレンタルすれば、それだけて社会に貢献ができるのです。
けっして大げさではなく、一人一人が意識して行動すれば、きっと良い結果となります。
大きなことをする必要はありません。
まずは小さなムダをなくすことからはじめましょう。